カウンセリングの中で行っているアプローチ
カウンセリングは、内容は違えど悩みを解決したいというクライエントの目的と悩みの解決と同時に同じに悩みに対する提供力を養ってもらいたいというカウンセラーの目的を達成するためにさまざまな観点からアプローチをしていきます。
この記事は、カウンセリングの中で行われているアプローチについていくつかの観点から説明しています。
この記事は、心の悩みと心理状態を分析する力と一緒に読んで頂くと理解しやすいと思います。
心の病を改善するアプローチとカウンセラーが意識すべきポイント
カウンセリングは、相談内容、人、カウンセリングの経過などによってアプローチをすべき焦点は違ってきます。
そのため、カウンセラーはさまざまな焦点に対してアプローチができる力を養っておく必要があります。
下記では、カウンセリングの中でアプローチすべき焦点と方法を紹介しています。
過去に焦点を当てる
精神分析療法、内観療法
現在に焦点を当てる
アサーション、認知行動療法、森田療法
未来に焦点を当てる
解決思考アプローチ
性格に焦点を当てる
エニアグラム、エゴグラム
行動に焦点を当てる
NLP、森田療法、認知行動療法
思考に焦点を当てる
NLP、論理療法
家族関係に焦点を当てる
家族療法
カウンセラーの質問力と話の焦点
カウンセリングの中で行う傾聴は、クライエントの感情や思考の整理を支援して、ストレスのケアをしていくということだけでなく、心の病の改善に必要な情報を収集する行為でもあります。
しかし、心の悩みの改善のために有益な情報を収集できるかどうかは、カウンセラーの質問力によって差が出ます。
カウンセラーは、ただ漠然と質問をしていても質問力を高めることはできません。
クライエントからどのような返答が欲しいかを意識して、自分の質問によって答えを得ることができたかを確認することを繰り返して質問力は高められます。
質問の方向性が、カウンセラーが向けている焦点そのものであり、自分が何に焦点を当てているのか自覚ができるカウンセリングを心掛けることが悩みを改善に導く力をつけるために必要だと思います。