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- 2024/04/03
- カウンセラーのブログ
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その他
『自分のことが嫌い』と感じる人が自己嫌悪を克服する方法
自分のことが嫌いになる理由
今回の記事は『自分のことが嫌いだ』と思ってしまう方に読んで頂きたい記事です。カウンセリングをしていると自分が嫌いという思いを持っている人の話を聴くこと多く、その中で感じていることやお伝えしていることをこの記事にまとめています。
自分のことが嫌いだという思いのまま生活することは心への負担が大きく、この記事を読んでいる方もその負担によって体調が不安定だったり、心が沈むことが多かったり、人間関係で悩みや問題を抱えている状態かもしれません。
そのような状態から抜け出すためにも、『自分のことが嫌いだ』という思いについて考えていただければと思います。
なぜ自己嫌悪という感情が身についてしまうのか?
心の不調をきたしている方に、自分のことが嫌いだと思っておられる方は少なくありません。
反対に、心が健康な方は、自分のことを嫌いだと思ってはいません。
カウンセリングを通じて心に不調を期待している人達の話を聴いていると、心の健康と自分が嫌いだという心理は密接に関係があると感じられます。
では、自分のことが嫌いというのはどんな心理状態なのでしょうか?
私たちは生まれた時には自分というものを認識していません。
赤ちゃんが始めて認識するのはまずお母さんで、お母さんという他人がいるからこそ自分を認識することができます。
そして、成長とともにお母さんという存在に対して、その子供という存在の自分を認識していきます。
このように自分という人間の立ち位置、役割などに対する認識は、他人がいて初めてできるのです。
人間は、自分の五感で何かを感じることで自分が生きている認識はできますが、その自分が何者なのかという認識は他人との比較や他人から指摘されることでできるようになります。
自分のことが嫌いだという認識もただ存在しているだけで生まれることはありません。
誰かとの人間関係の中で、自分の存在価値を下げられるようなことを言われ、それがいつの間にか自分の中で他社から受けた評価が自己価値に変わってしまった時、人は自分のことを嫌いになってしまうのです。
別の言い方をすると、人間関係の中で自己嫌悪が生まれるような評価を受け続けることによって自分を嫌うための“証拠”が増えていき、自分を嫌うだという思いが身についてしまいます。
ある子供が、母親から勉強をしっかりとするように言われ、それなりに頑張っていたのですが、どうしても学年で10番以内に入ることができません。
ちなみにその子の学年には、200人の学生がいました。
それで、そのお母さんは子供に向って「あなたは頭が悪い」といつも言っています。
でもその子は、お母さんに認められたくて勉強を頑張った結果、卒業する前には学年で9番になっていました。
その時、自分としては頑張った手応えもあったし、これでお母さんに褒めてもらえると思ったのですが、お母さんは、「あれだけやっても9番しか取れないの」といいました。
そんな環境で育ったその子は、大人になった時自分は頭が悪いと思っていて、そんな自分が嫌いでした。
しかし、ある時仕事をしていて、同僚に質問をされた時に、その質問に簡単に答えることができて、同僚から感謝されるとともに、社内で『〇〇さんは頭がいいと』いう評判が広まりました。
その子は、その評価がどうもしっくりこなくて、どうしても自分は頭が悪いと思ってしまうのですが、周囲の人にとってその子は頭が良いと感じられるのです。
その子は、その職場で働くうちに少しづつ自信が持ってはじめ、仕事に夢中になる日々を過ごすうちに、いつの間にか『自分のことが嫌い』ということを 思わなくなっていました。
上記の例のように、人の評価は自己認識に影響を受けます。
実際、200人中9番というのは、十分勉強ができる順位だと思います。
しかし、その事実よりも環境の中で受け続ける評価の方が自己認識に影響を与えてしまうことがあるのです
特に心の成長が未熟な年齢であるほど、他人の評価の影響は受けやすいため、そのころに芽生えた自己認識によって、大人になってからも自分のことを否定して、自分のことが嫌いだと思い続けてしまうのです。
ただ、自分のことが好きな人は、自分のことを好きか嫌いかと質問されると、嫌いだという認識はないから好きだと答えることはあると思います。
その反対に、自分のことを嫌いな人は、心の中で何度も自分のことが嫌いだと認識していて、自分のことが嫌いだとよく口にしています。
この違いは何かというと、自分のことが好きな人(厳密には嫌いではない人)は、仕事や趣味などに夢中になっていて、自分の人生に充実感を感じる瞬間が多いということです。
もちろん、いつも良いことばかりだということではありませんが、夢中になって目指すもの達成したいもの、得たいものなどがあって、そのためにエネルギーを使っているので自分のことを嫌いだとか考えている時間がないのです。
自分のことが嫌いで好きになりたいという人は、自分がしたいことが何なのか考えて行動することが大切だと思います。
それは、言葉にするほど簡単なことではありませんが、何かに夢中になって行動する中で嬉しい体験、楽しい体験をしつつ、その中で失敗や間違いも受け入れていく訓練ができれば、少しづつ自分のことを受け入れていけるのではないかと思います。
昔から何となく興味があった、テレビやSNSなどを見ていると面白そうに見えた、など、とりあえずやってみようかなと思えることから始めてみるという感じて良いのです。
なぜなら、人間の心理は、何かを好きになってから取り組むよりも、何かを体験してみて繰り返し行うことで好きになっていくという働きをするからです。
趣味や打ち込むべきことを持っている人の多くは、とりあえず始めて見るという軽い感覚で何かに取り組む傾向があるので、途中で興味がなくなっても良いし、他に興味のあることを見つけたらそちらに移っても良いので、自分の時間と気持ちを傾けることができるものを見つけて欲しいと思います。
反対に、心が健康な方は、自分のことを嫌いだと思ってはいません。
カウンセリングを通じて心に不調を期待している人達の話を聴いていると、心の健康と自分が嫌いだという心理は密接に関係があると感じられます。
では、自分のことが嫌いというのはどんな心理状態なのでしょうか?
私たちは生まれた時には自分というものを認識していません。
赤ちゃんが始めて認識するのはまずお母さんで、お母さんという他人がいるからこそ自分を認識することができます。
そして、成長とともにお母さんという存在に対して、その子供という存在の自分を認識していきます。
このように自分という人間の立ち位置、役割などに対する認識は、他人がいて初めてできるのです。
人間は、自分の五感で何かを感じることで自分が生きている認識はできますが、その自分が何者なのかという認識は他人との比較や他人から指摘されることでできるようになります。
自分のことが嫌いだという認識もただ存在しているだけで生まれることはありません。
誰かとの人間関係の中で、自分の存在価値を下げられるようなことを言われ、それがいつの間にか自分の中で他社から受けた評価が自己価値に変わってしまった時、人は自分のことを嫌いになってしまうのです。
別の言い方をすると、人間関係の中で自己嫌悪が生まれるような評価を受け続けることによって自分を嫌うための“証拠”が増えていき、自分を嫌うだという思いが身についてしまいます。
他者からの評価が自己認識に影響を与える
上記の内容に対して、一つ例を出してみます。ある子供が、母親から勉強をしっかりとするように言われ、それなりに頑張っていたのですが、どうしても学年で10番以内に入ることができません。
ちなみにその子の学年には、200人の学生がいました。
それで、そのお母さんは子供に向って「あなたは頭が悪い」といつも言っています。
でもその子は、お母さんに認められたくて勉強を頑張った結果、卒業する前には学年で9番になっていました。
その時、自分としては頑張った手応えもあったし、これでお母さんに褒めてもらえると思ったのですが、お母さんは、「あれだけやっても9番しか取れないの」といいました。
そんな環境で育ったその子は、大人になった時自分は頭が悪いと思っていて、そんな自分が嫌いでした。
しかし、ある時仕事をしていて、同僚に質問をされた時に、その質問に簡単に答えることができて、同僚から感謝されるとともに、社内で『〇〇さんは頭がいいと』いう評判が広まりました。
その子は、その評価がどうもしっくりこなくて、どうしても自分は頭が悪いと思ってしまうのですが、周囲の人にとってその子は頭が良いと感じられるのです。
その子は、その職場で働くうちに少しづつ自信が持ってはじめ、仕事に夢中になる日々を過ごすうちに、いつの間にか『自分のことが嫌い』ということを 思わなくなっていました。
上記の例のように、人の評価は自己認識に影響を受けます。
実際、200人中9番というのは、十分勉強ができる順位だと思います。
しかし、その事実よりも環境の中で受け続ける評価の方が自己認識に影響を与えてしまうことがあるのです
特に心の成長が未熟な年齢であるほど、他人の評価の影響は受けやすいため、そのころに芽生えた自己認識によって、大人になってからも自分のことを否定して、自分のことが嫌いだと思い続けてしまうのです。
自己嫌悪を克服して生きる方法
自分のことを嫌いだと思っている人は、どうしたら自分のことを好きになれるのかと考えてしまうと思いますが、実際に自分のことを好きな人は、自分のことを好きだと認識してはいません。ただ、自分のことが好きな人は、自分のことを好きか嫌いかと質問されると、嫌いだという認識はないから好きだと答えることはあると思います。
その反対に、自分のことを嫌いな人は、心の中で何度も自分のことが嫌いだと認識していて、自分のことが嫌いだとよく口にしています。
この違いは何かというと、自分のことが好きな人(厳密には嫌いではない人)は、仕事や趣味などに夢中になっていて、自分の人生に充実感を感じる瞬間が多いということです。
もちろん、いつも良いことばかりだということではありませんが、夢中になって目指すもの達成したいもの、得たいものなどがあって、そのためにエネルギーを使っているので自分のことを嫌いだとか考えている時間がないのです。
自分のことが嫌いで好きになりたいという人は、自分がしたいことが何なのか考えて行動することが大切だと思います。
それは、言葉にするほど簡単なことではありませんが、何かに夢中になって行動する中で嬉しい体験、楽しい体験をしつつ、その中で失敗や間違いも受け入れていく訓練ができれば、少しづつ自分のことを受け入れていけるのではないかと思います。
『とりあえずやってみよう』という始め方が理想的
夢中になることを見つけるというのは、他者から認められるようなことではなく、自分がやってみたいと思うことで構いません。昔から何となく興味があった、テレビやSNSなどを見ていると面白そうに見えた、など、とりあえずやってみようかなと思えることから始めてみるという感じて良いのです。
なぜなら、人間の心理は、何かを好きになってから取り組むよりも、何かを体験してみて繰り返し行うことで好きになっていくという働きをするからです。
趣味や打ち込むべきことを持っている人の多くは、とりあえず始めて見るという軽い感覚で何かに取り組む傾向があるので、途中で興味がなくなっても良いし、他に興味のあることを見つけたらそちらに移っても良いので、自分の時間と気持ちを傾けることができるものを見つけて欲しいと思います。
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