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- 2020/05/20
- 相談事例
五月病という適応障害に対するカウンセリング
五月病という言葉を聞いたことのある人は多いと思いますが、そのほとんどが具体的にはどんな病気なのか知らないために、五月前後に心の調子が悪くなっても我慢をしてやり過ごそうとしてしまうのではないかと思います。
この記事は、五月病から心のバランスを大きく崩してしまう前に心のケアをすることの大切さをお伝えしたいと思い書いています。
新年度を迎えると体調を崩しがちな方、就職して1年目がスタートして疲れを感じ始めている方には読んでいただきたい記事です。
新年度が始まり精神的に疲れている方へ
ゴールデンウィーク前後から、無気力や憂うつ感、焦燥感、不安などに襲われたり、自尊心が低下してしまい会社や学校を休みがちになる、いくのが怖くなる状態を五月病といいます。
ただ、五月病というのは医学的な病名ではなく、五月の前後に精神的な不調をきたす人が多いということから、その状態をさして使われるようになった名称です。
新年度の生じた精神的な不調は、『五月病という言葉があるくらいだから誰にでもあることで、そのうちよくなるだろう』と判断して放っておくと余計に辛さが増したり、それによって会社や学校を休みがちになり、行くのが怖くなってしまうという点も大きな問題なのです。
五月病を正しく理解して、対策を実行しましょう。
五月病は一種の適応障害
五月病になる人の多くは、新社会人や進学したばかりの学生、新たな環境で働くことになった人などです。
日本では、4月は入社、進学、そして部署異動の時期でもあるので、どうしても新しい環境に馴染めなくて精神的に落ち込んでしまう人がいるのです。
環境に適応することができずに精神的な不調をきたしてしまうことを適応障害といいますが、五月病もこの一種です。
ただ、適応障害と聞いて必要以上に怖がることはありません。
正しい対策で乗り越えていくことはできるので、五月病の場合もその原因や対策をよく知って頂きたいと思います。
五月病の原因を考える
環境に適応できなくて精神的に不調をきたすと言っても、その原因は人によって違います。
五月病だと思っても、『五月になったら体調を崩す病気だろ』と判断してはいけません。
五月病は、五月になったら体調を崩す病気ではなく、新年度という環境の変化によって生じるストレスが体調に影響を与えて生じる病気なので、安易に時間が過ぎれば良くなると判断せずに原因を突き止めて対処することが必要なのです。
主な原因には下記のようなものが考えられるので参考にして下さい。
ストレスが原因
まず、五月病の原因の1つは、明確なストレスです。
環境が変わったことで、出来事、人間関係、仕事が増えて、『嫌』とか『辛い』と自覚できるストレスがあるが、誰にもそれを言えず我慢していると心に不調をきたすことがあります。
また、慣れないことを行うことで精神的に疲れてしまうこともあるでしょう。
体質が原因
もう一つの原因は体質です。
環境の変化に強い人がいる半面弱い人もいます。
環境の変化に弱い人は、明確に自覚できるストレス要因がなくても、何となく不調になってしまうのです。
環境が変わってから、そんなに嫌だと思うことがないのに、無気力感や焦燥感、不安感に襲われているという方は、もしかしたら体質的に環境の変化に弱いのかもしれません。
五月病対策としての日常生活の工夫
精神的に『嫌』とか『辛い』というストレスを抱えている人は、職場や学校という環境から離れてもストレスの原因となっていることについて考えてしまっている可能性も高いです。
家に帰っても仕事や人間関係のことを考えて心が休まらないという状態です。
そのような場合は、ストレスを緩和するためには気分転換が必要ですので、職場や学校のことを忘れられる何かに夢中になる時間を持ったり、付き合いの古い友人と会うなどして気分転換をして頂きたいと思います。
明確なストレスを感じていないけど、精神的に不調になるという人は、脳がストレスに弱い可能性があります。
そういう人に必要なのは、まず脳をゆっくりと休めるための休養です。
ダラダラとゆっくりと過ごす、たくさん寝るなど脳を休めてあげましょう。
さらに、脳の元気を維持するために栄養をしっかりと摂ることが大切なので、タンパク質とビタミンB6を摂れる食材を使った料理を食べましょう。
タンパク質とビタミンB6は、脳内の神経伝達物質の材料なので、しっかりと摂取することで脳が元気になるのです。
五月病の心の疲れをケアするカウンセリング
五月病の方にはカウンセリングも有効です。
専門知識の豊富なカウンセラーなら、話をよく聴けば原因を理解して、対策のためにアドバイスをくれます。
また、環境に適応できないことで生まれた不調なので、可能性としては五月ではなくても不調をきたすことはかもしれないので、カウンセリングで自分のことをよく考えて、ストレスや体質に負けない心作りをしていただくことはお勧めです。
新社会人も新入生も、新しい環境での生活のスタートなので、五月病かもしれないと思ったらカウンセラーに相談して下さい。
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