いつも辛い恋愛をしてしまう原因

人と付き合う時には、相手のことを良く見て選んだつもりでも、後から辛い思いをすることが多くて後悔するという恋愛を繰り返してしまう人がいます。
カウンセリングは恋愛の相談も受けていますが、このような内容の相談も多いです。

誰と付き合っても自分のことを大切にしてくれない、付き合い始めると相手の態度が悪くなったという悩みが生じるのは、付き合った相手が何らかのコンプレックスを抱えていることが多いです。
そして、自分自身も自分のことを否定的にとらえている可能性があります。

辛い恋愛をしてしまう人は、コンプレックスが強い人を選んでしまうということ、そして自分自身も克服できていないコンプレックスがあり、その二人が付き合ったことで生じる問題に悩まされているという傾向があります。

いつも自己愛の歪んだ人を選んでしまう

自分のことを好きになれない人を選んでしまうと、他人からの愛情を過度に求めてしまうので、依存度の高い付き合い方になります。
常に一緒にいることを求められる、頻繁に連絡を取ることを求められる、反対にほったらかしにされたりします。
時には異常なほどの束縛や暴力に悩むことにもなります。

では、なぜ自分のことを好きになれない人を選んでしまうのかというと、自分のことを好きになれない人の場合、反対に自己愛が強すぎて表面上は根拠のない自信を持っていて一見頼りになりそうに感じる人や儚い雰囲気を持っていて自分が一緒にいてあげなければと思ってしまう人などがいて、その表面的な魅力に引き付けられるからです。

恋人から理不尽な扱いを受け入れてしまう

恋愛では相手から好意を持ち続けてもらうことも大切ですが、自分が自分自身のことを好きかどうかも重要です。

意識的にも、無意識でも自分のことを嫌いな人は、恋愛関係で理不尽な扱いを受けていても、それを受け入れて付き合い続けてしまう傾向があります。
別れたいという気持ちになることがあっても、結局別れるという決断はしないまま関係を続けてしまいます。

自分自身を大切にできないため、相手に大切にされなくてもそれを受け入れてしまう傾向があるのです。
理不尽な扱いを受けて、その人の異常さに気づいた時にすぐに別れるという決断ができる人は、自分のことが好きで、自分の尊厳、時間、財産などを大切だと思うことができています。

恋愛で恋人から理不尽な扱いを受けているのに別れることという決断ができない場合は、一度自分がどのような自己価値を持っているのかを見直してみることが必要です。

自分を肯定することで恋愛傾向が変わる

いつも恋愛が上手くいかないという方は、自分を少しでも肯定できるようになることが恋愛傾向が良くなる兆しです。
自分のことを肯定するには、自分のことをよく理解して、自分のために時間を使ってあげることが効果的です。

自分のことが肯定出来るようになり、自分のことを好きになると、自然と自分のことが好きな人と気が合うようになるので、相手を選ぶ基準も変わってくることが多いです。

自分のことを大切にできるようになると、自分のことが嫌いな人と接していると違和感を感じるようになるので、一緒にいて心地いいと感じる人が、自分を肯定できている人になるからです。

また、誰かと付き合っている、もう結婚しているという人もお互いが自分のことを好きになるよう心がけてみて下さい。
自分のことを嫌いなまま一緒に時間を過ごすのはもったいないです。
お互いが自分のことを好きになれば、2人の関係性も変わっていきます。

自己肯定感を高めるカウンセリング

欧米では、日本に比べて夫婦でカウンセリングを受ける人が多いそうです。
カウンセリングは自分のことを好きになるために手段の1つなので、欧米の方が良い恋愛、良い夫婦関係を継続するためにカウンセリングを選択するのは理に適っています。
欧米の方は、結婚してからでも自分とお互いのことを見つめ、関係をよくしていこうという意識が日本人に比べて高いのかもしれません。

カウンセリングは、そもそも自己肯定感を高めることが悩みを解決するために必要だと考えの基で行っている支援の方法なので、恋愛相談でもその他の相談でも自分を肯定
することができるようにアプローチをしていきます。
また自己肯定感と関係の深い性格、成育歴もカウンセリングで取り扱うものであるため、恋愛の悩みの解決を支援できる要素がカウンセリングの中にはたくさんあります。

友達に恋愛の相談をしても、現在起きている状態やその悩みに対するアドバイスを受けることはできても、自己肯定感を高めることを目的としたアプローチを受けることはできません。

頭では理解していても同じ恋愛を繰り返してしまうという場合は、根深い原因を抱えている可能性があるので、自分の子供の頃の体験、親子関係、これまでの恋愛経験などについてカウンセラーに話を聴いてもらうことが望ましいと思います。

恋愛の悩みを抱えていて、その原因がこの記事に書かれていることが当てはまると感じているのなら、カウンセリングを受けることをお勧めします。