会社に行きたくないという悩み
日曜日の夕方、サザエさんが始まる時間帯になると月曜日に仕事に行くことを考えて憂鬱な気持ちにになる状態のことをサザエさん症候群と言います。
倦怠感を感じる、体調不良になる人もいるほどで、うつ症状の1つでもあります。
日曜日の夕方になると憂鬱になる
わかりやすく言うと、日曜の夕方になると『月曜日が嫌だな』と思っている状態で、月曜日に仕事に行きたくない、または行けなくなるブルーマンデー症候群の一種がサザエさん症候群なのです。
中には日曜日の夜や出勤前に頭痛、腹痛、吐き気など具体的な症状が表れる人もおられます。
日曜日の夕方になると、『もう休日も終わりに近づいていて、明日出勤しなければならないという現実』と憂鬱感を感じることが多くなっているようなら、サザエさん症候群に陥っているかもしれません。
会社に行きたいくない気持ちは心からのサイン
会社に行きたいくないと頻繁に思うようになっていたり、実際に出社拒否をしてしまったという方は、心がストレスに耐えきれなくなってきて、SOSのサインを出していると思って下さい。
その原因は、過度な業務量かもしれませんし、人間関係のストレス化も知れません。
職場の中で発生している何らかの出来事がストレスの原因となっていて、ストレスのケアが十分に出来ていない状態が続くと、これ以上ストレスが増えることに耐え切れないというサインが表れます。
サザエさん症候群は、ストレスに心が耐え切れなくなっているというサインの1つでもあります。
サザエさん症候群という形でサインが出ているということは、これ以上状態が悪くならないよう、早いうちにケアをする必要があるということです。
会社に行きたくない気持ちや何度か出社拒否を続けている状況であれば、現状を放置せずにストレスへの対処をした方が良いでしょう。
カウンセリングは、ストレスがあることはわかっているけど、自分ではどうしたら良いのかわからないという時に選択できるすストレス対策の手段です。
カウンセラーに相談して頂くと、悩みを聴かせて頂きながらストレスへの対処や人間関係を乗り切るアドバイス、時には転職のアドバイスなどを行っていきます。
話を聴かせて頂き、クライエントの状況と状態を良く確認した上で、その人のとって何が望ましいのかを考えてカウンセリングを進めていきます。
サザエさん症候群は悪化するとどうなるのか
サザエさん症候群は、放っておくとさらに状態が悪くなり、さまざまな問題が生じる可能性があります。
ある時から、日曜日の夕方になると気分が沈むようになったなと感じているのに、何の対処もせずに過ごしていると下記のような問題に変わっていく可能性があります。
- うつ状態が悪化し、本当に出社できなくなる
- 仕事をサボるようになり、社内での信頼を失う
- ストレスが蓄積して言葉がきつくなったり、暴力的になる
- スリルを求めて問題行動を起こすようになる
上記はほんの一例ですが、カウンセリングに来られた方のお話を聴いていると、会社に行きたくないという思いを誰にも相談できなかったため、ストレスがさらに大きな心の問題、心身の不調、行動の異常化を招いたというケースが見受けられます。
サザエさん症候群とカウンセリング
『会社に行くことがつらい』と感じ始めてすぐにカウンセリングを受けることを決意したという人は少なく、サザエさん症候群の人なら状態が悪化して上記のような問題が生じたことでカウンセリングを受け始めるということが多いです。
カウンセラーとしては、できるならサザエさん症候群が他の問題に変わる前に相談に来てほしいと思います。
その方が解決までにかかる時間は短く、生活の立て直しもしやすいからです。
仕事はある程度は心身に負荷がかかるものなので、サザエさん症候群になっても負荷に耐えることを選択してしまい、ストレスが蓄積されて状態が悪くなるということが起こります。
そのため、カウンセラーに相談した方が良い状態の目安を知っておくことが望ましいと言えます。
この記事は、ストレスによって問題が大きくなる前にカウンセリングを受けるという選択ができる手掛かりとなる内容を記載しています。
この記事を読んでみて、自分はサザエさん症候群だと感じておられるなら、問題が大きくなる前にカウンセリングをご利用下さい。
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